Jul 16, 2009
敷居が高く、需要が高い職種"webデザイナー"
webデザイナーは世界的なインターネット社会と現在では、目標としている人があまりにも多くの専門職の一つですが、web関連の職種はたくさんありますが、webデザイナーは、ウェブサイトのデザインなどを扱うためのデザインセンスが必要と敷居が高い職種だそうです、目標のある方は、デザインセンスに磨きをしましょう。Web制作が楽しくて仕方ありません。もちろん、専門家がないので、苦労もたくさんあるのに、それを克服し、自分のイメージするWebページが完成した時の喜びといえば、言葉では表現できないものがあります。これはやったことがある人とわからないのではないでしょうか。 Web制作は楽しいです。
これまでこのコラムでは主に米国で開発された、または開発中のロボットについて書いてきた。今日は日本製のロボットが米国において活躍の場が増えている話を紹介したい。そのロボットは「パロ」だ。
パロはアザラシの赤ちゃんをモデルにしたロボットで、体長57センチメートル、体重3キログラム弱。センサーによって、なでられたり抱きかかえられたりする状態を検知し、それに応じて瞬きをしたり頭・手足を動かすなど反応を変えられる自律型ロボットだ。産業技術総合研究所の柴田崇徳主任研究員が開発し、日本では2005年3月に発売された。認知症患者に対するセラピー効果があり、日本では広く報道されているので、ご存知の読者も多いと思う。
米国では2009年9月に米食品医薬品局(FDA)から医療機器としての承認を受け、その年の12月に発売された。知能システム(本社富山県)で手作り生産されたものが、同社の米国法人のPARO Robots U.S.によって輸入販売されている。米国における価格は1体6000ドル。(日本での価格は35万~42万円)。ひと月200ドルのリース制度があり、支払分の残金をまとめて払えば購入することも可能だ。
パロが会話の媒介役
先月、パロをその3か月前に使い始めたというシリコンバレーの病院を、開発者の柴田氏といっしょに訪問する機会があった。メンロパーク市にある退役軍人病院だ。ここの長期滞在ケア施設のアケイディア棟には、第2次世界大戦やイラン・イラク戦争などで従軍した比較的高齢の、中度~重度の認知症を患っている患者14人が住んでいる。
ここでは、作業療法士のキャシー・クレイグ氏とレクリエーション療法士のクリスティーナ・イー氏が主に4~5人の患者に対してほぼ毎日、パロを使って接している。決まった時間に数人の患者の前にパロを置いてやり取りを促すといった使い方だけでなく、「病院を出たいと騒ぎ出した患者にパロを与えると、1時間くらい抱いて落ち着くなど、(緊急時にも)役立っている」とクレイグ氏は言う。
実際にパロを使っている現場を見学させてもらった。
「あー、小さなクマがやってきた。ほー、いいクマだねー」と鳴き声の真似をするボブさん。「いや、これはクマじゃなくてアザラシだよ。かわいいね。ほれシーリー、笑ってー」と応対するスコットさん。1時間前のことを忘れてしまう患者たちにとって、パロの名前は「ホワイティー」、「ブロンディ」、「シーリー」、、、と日替わりだ。
お年寄りたちはパロをなでながら短い会話をする。無言でパロの毛を熱心にくしでとかす人もいる。パロがいなければ、じっとうつむいて1人の世界に閉じこもることが多いお年寄りたちだ。「こんなに彼らが交流する姿は長い間見たことがない」と患者の生活クオリティーの責任者であるレバン・ヘンドリックス氏は驚く。
ここの病院でパロが使われるようになったきっかけを作ったのは、医師で高齢患者を専門とする心理学者のジェフリー・レイン氏だ。同氏が、80代の女性の認知症患者が毎日泣き叫ぶのをなんとか解決したいと考えた。この女性患者を落ち着かせられる唯一の方法が犬を使ったアニマル・セラピーだったが、残念ながら犬が訪問してくる頻度は少なかった。そこで何か代替策はないかとインターネットで検索したところ、パロについて書かれた記事を見つけ、柴田氏とコンタクトを取った。この女性に対するパロの効果はてき面だったという。
医療機関で利用が広がる
米国でパロが発売されてもうすぐ2年だが、これまでの米国における販売台数は約50体だ。日本ではすでに約1700体が販売されているので、それに比べると数はまだ少ない。日本では「ペット代替」としてのニーズが高く、これまで有名百貨店が代理店となってきたことから、7割近くが個人による購入だ。一方、米国ではほぼすべてが医療福祉施設向けであるのが、米国市場の大きな特徴である。
柴田氏によると、各医療福祉施設はパロを導入するにあたって、倫理委員会や感染予防委員会などで審査を行う必要があり、それを通るのに半年から1年ほどがかかる。その後、1~2体を導入して半年から1年間の臨床試験を実施。その結果を踏まえて、予算に応じてパロが導入されている状況で、「たいへんな時間がかかっている」(柴田氏)。また、パロはまだ保険の対象になっていないことから、導入コストは各施設が負担しており、景気が悪いことも影響していると考えられる。
レイン医師は言う。「パロは米国の他の医療施設でも役立つと思うが、高価な機械であり、どういった患者に対して最も効果的であるかについて、もっと研究が行われなければならない」。そこで、メンロパーク市の退役軍人病院では今後、パロを使うことによって患者を落ち着かせるために与える医薬品の量が実際に減っているかどうかを調べるほか、パロの効果を定性的に記録する方法を検討するという。これまでは試験的にパロを使ってきたが、これからは本当の研究に発展させる方法を見つけたいとのことだ。
柴田氏によると退役軍人系の病院ではシリコンバレーのほか、ワシントンでもパロが使われ始め、海・陸・空軍系のそれぞれの高齢者向け施設にも導入済みだ。また、多数のホスピスを運営するイリノイ州のパッセージズ・ホスピスではパロを訪問セラピーに利用しており、2010年8月から1年間で130カ所以上の高齢者向け施設でパロを使ったロボット・セラピーを行った。サービスを受けている施設が、自前でパロを購入するために、募金活動をしていているところもあるという。(米国におけるパロの導入状況については、一覧表がある)
パロを使い始めたころ、「最初は看護師の間で、かわいいぬいぐるみだとしか思われていなかった」とレクリエーション療法士のイー氏は振り返る。しかし、「今はそれ以上の効果があるという認識が広がり始めた」(同氏)。米国各地でパロの臨床試験データや利用体験談が蓄積され、それらが徐々に公になれば、ますます利用者が増える可能性が高い。
米国における「導入のハードルは非常に高いが、それだけ真剣に検討をしていただいたうえで導入されており、導入後は積極的に利用して満足していただいている」と柴田氏は語っていた。
********************
影木准子(かげき・のりこ)
北海道大学工学部を卒業後、日本経済新聞社で13年間、記者として働く。うち1997-2001年の4年間は同社シリコンバレー支局勤務。現在はシリコンバレー在住のフリーランス・ジャーナリスト。コンシューマー向けロボットの開発・市場動向に最大の関心があり、この分野の米国を中心とした海外における最新情報をGetRobo Blog(http://www.getrobo.com/getrobo_blog/)などで発信している。
【関連記事】
【コラム】労働者の価格決定力が低下
【コラム】暗い米銀行決算に差し込む一筋の光
【コラム】見た目は同じでも中身はすごい「iPhone 4S」 - 文脈も理解する音声認識機能
【日本版コラム】同性愛カップルの経済学
【日本版コラム】感度が鋭くても・・・
WriteBacks
writeback message: Ready to post a comment.